2.ライセンスを取るには

モータースポーツに参加するためのライセンスについて簡単に説明します。
国内で行われるJ.C.C.A ヒストリックレースなどのJAF (日本自動車連盟)公認のレースに参加するには、国内A級ライセンスが必要です。

A級ライセンスは本来いきなり取得できません。まずは、国内B級ライセンスからスタートです。
ライセンス取得の条件は有効な普通運転免許証を持っていること。つまり免停中や免許取り消し中では、当たり前のことながらライセンスは取得できません。
さらにJAFの会員であることが条件になります。まだ入会していない場合でもB級ライセンス講習時に入会手続きをすることが可能です。JAF入会金は¥2,000、年会費は¥4,000です。

B級ライセンス講習には\5,000程かかり、2時間ほどの講習を講習を受けた後、講習証明のスタンプを押してもらって顔写真2枚と¥3,000を持って最寄のJAFの窓口に提出するとB級ライセンスがもらえます。(仮のもので正ライセンスは後日郵送されるが、競技には出れる)

そして、ダートトライアルや、ジムカーナー等の国内B級で出れる競技に申し込んで出場します。競技が終わると出場記録カードに出場証明印を押してもらえます。(ただし順位はどうでも良いが完走していないとダメです)

それを持って今度はJAF公認のサーキットで行われるA級ライセンスの講習を受けます。これは約¥20,000かかり、講習の他に筆記試験、実技試験があり、実技試験用の車輌を持っていかなければなりません。(多くの場合はナンバーつきの普通の車でかまいません)
そして無事に試験に合格すれば同じくスタンプの押されたライセンス発給申請書に顔写真2枚と許可料¥4,000を添えJAF窓口に提出すれば国内A級ライセンス発給となります。

現在ではライセンス不要のイベントが多くなりましたが、ドライビングテクニック以上にサーキットを走るルールやマナーはすごく大事な部分です。それを身に付ける意味でもライセンスの取得は大事だと思います。

詳しくは、社団法人 日本自動車連盟 (JAF) のホームページ http://www.jaf.or.jp/ を見て下さい。