2008/6/15 第11回 MiniJack 1300Nクラス

前回の第10回Mini Jack の1300Nクラスで優勝を飾った吉村選手が今回も1300Nクラスにエントリーしました。

このクラスは予選・決勝ともに排気量1020cc未満の1000T ( 1000cc・チューニングクラス ) と1300N ( 1300cc・ノーマルクラス ) の混走となるため、お互いが違うクラスと競ってしまう事があり、レース中の駆け引きが結構難しく、予選で前に行くことが重要になる。

そして、この日の為にミニライトマグにNEWタイヤを履いてきた吉村選手の予選が始まった。

コントロールラインを通過する#99 H.Kファースト ヨシムラミニ。調子は良さそうである。

LAPタイムの方も順調に上げてきて 2'09.276 でクラス3番手/6番グリッドを獲得。これは前回の予選タイムよりも若干良い。

気になる同一クラスの順位は、クラス2番手の#71 BGR シャウムクレームミニ の福田選手が1つ前の5番グリッドで 0.714 の差、1番手は#11 クーパーズレジェンド1300N の北野選手でなんと 2'06.347 の突き抜けた
タイムで1000Tを2台挟んでの2番グリッドだった。

午後になり決勝レースをむかえた。#99 吉村選手は無難にスタートを決めて、#71 福田選手にピッタリと付いていく。
ここで、1300N予選トップの#11 北野選手が1000Tの2台に先行を許し1300Nの3台がダンゴ状態になった。

これでレースが面白くなったと思ったのだが、やはり速さに勝る#11 北野選手が先行を許した1000Tの#2 有田選手を早々にオーバーテイクしてグングン後続との差を広げって行った。

レース中盤なんとか#71 福田選手をパスしたい#99 吉村選手だったが、その間に1000Tが1台入る苦しい展開になった。

ベストLAPで上まわる#2 有田選手を意地で抜いたのだがその頃には#71 福田選手との差は1秒程になっていた。

自身のベストLAPを更新しながら懸命に追走したが、今回はライバル達の方が少し速かった。

しかし、4位以下を引き離し見事に3位でチェッカーを受け2年連続で表彰台に上がった。

その表彰台の上でライバルに言われた 「えっ!何で今回10インチで走ったの?」。

吉村選手は笑顔で答えた 「いやぁ僕はずっと10インチで走ってますよ」。


12インチを履けば速くなると言われたそうだが、彼はそこは譲らいないだろう。

ミニは絶対10インチ!良いいんだか悪いんだかH.Kの周りにはそんな人が一杯いる。

まぁ、そこは本人の自由という事で。

とにかく3位表彰台おめでとう吉村さん。

phot & text : Y-Moriwaki  Copyright(c) : H.K First Engineering Co.,Ltd. All Right Reserved.